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 K015.クロイトトンボ Paracercion calamorum calamorum 
 ▲連結植物組織内産卵.2010.7.30.,神戸市須磨区.


各区の記録状況 (●:2005年以降の記録,○:2004年以前の記録,×:公表記録なし)
北区 西区 垂水区 須磨区 長田区 兵庫区 中央区 灘区 東灘区
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 神戸市では,平野部から丘陵地帯,さらに高い山の池にまで広く分布しています.河川と湿原には見いだされていませんが,ため池であれば多くの場所に見られます.ただし神戸市外では流水環境でも見られるようです.きわめて普通の種類です.

 4月中旬から出現し,アジアイトトンボ,アオモンイトトンボとともに春一番に現れるトンボです.4月下旬には早くも産卵する個体が出始め,あと,初秋にいたるまで成虫は途切れることなく見られます.秋には,アジアイトトンボやアオモンイトトンボよりは一足早く姿を消すようで,10月以降の観察記録が少なくなっています.文献によると,散発的に11月に記録が出ているだけです.

 六甲山で見られる個体は,その出現が約1ケ月遅れます.記念碑台交差点にある住友池では,5月の下旬が羽化期のようで,テネラルな個体が多数草の葉に止まっているのが観察できましたが,最近この池は改修されてしまいました.

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