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 K036.オオギンヤンマ Anax guttatus 
 ▲オスの標本.1998.10.18.,神戸市東灘区産.


各区の記録状況 (●:2005年以降の記録,○:2004年以前の記録,×:公表記録なし)
北区 西区 垂水区 須磨区 長田区 兵庫区 中央区 灘区 東灘区
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 オオギンヤンマは南方からの飛来種で,琉球地方では普通に見られるヤンマです.神戸付近では定着していません.おそらく卵や幼虫が冬を越せないからです.自宅の裏のプランターで作った池にオオギンヤンマの卵を入れて冬越しさせたことがありますが,幼虫は全く姿を現しませんでした.

 こういったトンボなので,記録はすべて南方からの偶然の飛来によるものと考えて差し支えありません.1998年は日本全国にオオギンヤンマが大量に飛来した年で,神戸市でもはじめて数頭が採集されました(上記の写真).上の記録はすべてそのときのものです.

 それ以前は1992年に,櫨谷町の池で1頭のオスが目撃されているだけでした.1998年の向洋町では産卵まで観察され,写真に撮られましたが,次の年は全く発生が確認されていません.

 静岡県にはよく飛来することが知られていますが,地形の関係からか,神戸市への飛来は少ないようです.

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