<分類学的位置>
トンボ目 Order Odonata
トンボ科 Family Libellulidae
アカネ属 Genus Sympetrum
<分布>
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北海道・本州・四国・九州に分布する.海外では朝鮮半島,中国に分布する(杉村ら,1999).津田(2000)は,ロシアに分布する本種の亜種 Sympetrum croceolum fuscoatrum を掲載しており,日本のものを原名亜種 Sympetrum croceolum croceolum としている.そして後者の分布域を日本,中国,ロシアとし,朝鮮半島についての記載がない.一方李(2001)には Sympetrum croceolum が写真入りで紹介されている.よって,分布域の連続性から見て,朝鮮半島のものは日本のものと同じと見てよいであろう.
<特記事項>
翅の前縁に沿って黄橙色帯が存在する.また翅のつけ根から結節,またはそれを超えるくらいにまで黄橙色の部分が広がる.胸部・腹部はほとんど黒条斑が見られない.♂では成熟すると腹部背面などが赤色になる.♀の産卵弁は幅広く,また下方に突き出ている.
<生体写真>
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トンボ目 Order Odonata
トンボ科 Family Libellulidae
アカネ属 Genus Sympetrum
<分布>
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北海道・本州・四国・九州に分布する.海外では朝鮮半島,中国に分布する(杉村ら,1999).津田(2000)は,ロシアに分布する本種の亜種 Sympetrum croceolum fuscoatrum を掲載しており,日本のものを原名亜種 Sympetrum croceolum croceolum としている.そして後者の分布域を日本,中国,ロシアとし,朝鮮半島についての記載がない.一方李(2001)には Sympetrum croceolum が写真入りで紹介されている.よって,分布域の連続性から見て,朝鮮半島のものは日本のものと同じと見てよいであろう.
<特記事項>
翅の前縁に沿って黄橙色帯が存在する.また翅のつけ根から結節,またはそれを超えるくらいにまで黄橙色の部分が広がる.胸部・腹部はほとんど黒条斑が見られない.♂では成熟すると腹部背面などが赤色になる.♀の産卵弁は幅広く,また下方に突き出ている.
李承模,2001.韓半島産蜻蛉目昆蟲誌.正行社.韓国.
<生体写真>

