<分類学的位置>
トンボ目 Order Odonata
アオイトトンボ科 Family Lestidae
ホソミオツネントンボ属 Genus Indolestes
<分布>
北海道,本州,四国,九州に分布するが,北海道では極めて局所的で,東北地方でも数は多くない.兵庫県ではふつうに見られる.海外では,朝鮮半島,中国に分布する.
<特記事項>
成虫で越冬する.越冬中は,♂♀とも,上記下の♀の写真のような褐色をしているが,春になって成熟すると,♂♀とも,上の写真のように鮮やかな水色を呈するのが普通である.一方,初夏まで褐色のままで過ごす♀もいる.下の生体写真の褐色メスの単独産卵は6月4日のもので,もう没姿時期に近い.このことはとりもなおさず褐色のまま生涯を終えるメスがいることを示していると言ってよいであろう.
止まったときに腹部を上下に動かすような運動をよくする.褐色の個体はオツネントンボ Sympecma paedisca と見間違えやすい.本種は翅をたたんだときに前後翅の縁紋が重なるが,オツネントンボはそれがずれることで区別できる.
<生体写真>
トンボ目 Order Odonata
アオイトトンボ科 Family Lestidae
ホソミオツネントンボ属 Genus Indolestes
<分布>
北海道,本州,四国,九州に分布するが,北海道では極めて局所的で,東北地方でも数は多くない.兵庫県ではふつうに見られる.海外では,朝鮮半島,中国に分布する.
<特記事項>
成虫で越冬する.越冬中は,♂♀とも,上記下の♀の写真のような褐色をしているが,春になって成熟すると,♂♀とも,上の写真のように鮮やかな水色を呈するのが普通である.一方,初夏まで褐色のままで過ごす♀もいる.下の生体写真の褐色メスの単独産卵は6月4日のもので,もう没姿時期に近い.このことはとりもなおさず褐色のまま生涯を終えるメスがいることを示していると言ってよいであろう.
止まったときに腹部を上下に動かすような運動をよくする.褐色の個体はオツネントンボ Sympecma paedisca と見間違えやすい.本種は翅をたたんだときに前後翅の縁紋が重なるが,オツネントンボはそれがずれることで区別できる.