デジタルトンボ図鑑
ウチワヤンマ Sinictinogomphus clavatus clavatus (Fabricius, 1775)
ウチワヤンマ:♂,明石市.♀,明石市
♂,2001.7.21.(左),♀,2001.7.21.(右)./ スケール:1.0cm. 100% on 150ppi.
<分類学的位置>
 トンボ目 Order Odonata
 サナエトンボ科 Family Gomphidae
 ウチワヤンマ属 Genus Sinictinogomphus

<分布> 
 本州・四国・九州に分布する.周辺の離島にも見られる.海外では,朝鮮半島,中国,ロシア(シベリア),台湾,ベトナム,ミャンマー,タイ,ネパールなどに広く分布している.

<特記事項>
 腹部第8節側縁下方に半円形の付属物がついているのが特徴である.本種ではそれに黄色の部分があって,タイワンウチワヤンマ Ictinogomphus pertinax と区別できる.最近筆者は黒化型の個体を採集したので,紹介した.池沼性の種で,茎の先端部などに水平に静止する.

緑色型♀,神戸市
黒化型の♂.2001.6.17. / スケール:1.0cm. 100% on 150ppi.
<生体写真>
オスの生体写真

メスの生体写真