<分類学的位置>
トンボ目 Order Odonata
サナエトンボ科 Family Gomphidae
ダビドサナエ属 Genus Davidius
<分布>
日本特産種・亜種であり,北海道と本州の東北部(長野県・山梨・群馬・栃木・茨城各県以北)に分布する.
<特記事項>
モイワサナエ,およびその亜種であるヒラサナエ Davidius moiwanus taruii,ヒロシマサナエ Davidius moiwanus sawanoi は,いずれも,胸側の2本の黒条のうち前方のものが胸側上縁に達せず,途中で切れている.クロサナエ Davidius fujiama やダビドサナエ Davidius nanus ではこれが完全に上縁に達する.モイワサナエとこれら2亜種とは,♂の場合尾部付属器の微妙な形態の違いで区別できるが,♀は非常に難しい.ヒロシマサナエの新産地が次々に報告されているが,基本的には同所的にこれら亜種が生息することはないので,産地情報をしっかりとつかんでおれば同定の参考になる.ただし新産地発見と思われる場合は,同定は専門家に依頼した方がよいであろう.
トンボ目 Order Odonata
サナエトンボ科 Family Gomphidae
ダビドサナエ属 Genus Davidius
<分布>
日本特産種・亜種であり,北海道と本州の東北部(長野県・山梨・群馬・栃木・茨城各県以北)に分布する.
<特記事項>
モイワサナエ,およびその亜種であるヒラサナエ Davidius moiwanus taruii,ヒロシマサナエ Davidius moiwanus sawanoi は,いずれも,胸側の2本の黒条のうち前方のものが胸側上縁に達せず,途中で切れている.クロサナエ Davidius fujiama やダビドサナエ Davidius nanus ではこれが完全に上縁に達する.モイワサナエとこれら2亜種とは,♂の場合尾部付属器の微妙な形態の違いで区別できるが,♀は非常に難しい.ヒロシマサナエの新産地が次々に報告されているが,基本的には同所的にこれら亜種が生息することはないので,産地情報をしっかりとつかんでおれば同定の参考になる.ただし新産地発見と思われる場合は,同定は専門家に依頼した方がよいであろう.