<分類学的位置>
トンボ目 Order Odonata
イトトンボ科 Family Coenagrionidae
モートンイトトンボ属 Genus Mortonagrion
<分布>
東北地方から九州に至るまで点々と産地があるが生息地数は少ない.宮城県,福島県,茨城県,埼玉県,千葉県,東京都,神奈川県,愛知県,三重県,福井県,京都府,大阪府,兵庫県,山口県,長崎県,大分県に分布する.海外では1992年に香港で発見された(Asahina, 1992).その他台湾にも分布する.
<特記事項>
典型的な生息地は,河口付近に広がるヨシ原の中である.♂は胸の全面に4個の淡緑色をした小点があり,眼後紋も合計4つあってすぐにそれと分かる.♀は後頭部に菱形をした黒斑がある.♀の淡色部は,未熟なうち明るい橙色をしているが,成熟するにしたがってくすんできて,茶色やうぐいす色に変化する.うぐいす色と茶色については,日齢による連続的な変化か異なる色彩の多型現象か,また連続的な変化の場合どちらが若い状態の色彩化については,知見がない.兵庫県では見つかっていないが,雄色型♀も存在する.
<生体写真>
トンボ目 Order Odonata
イトトンボ科 Family Coenagrionidae
モートンイトトンボ属 Genus Mortonagrion
<分布>
東北地方から九州に至るまで点々と産地があるが生息地数は少ない.宮城県,福島県,茨城県,埼玉県,千葉県,東京都,神奈川県,愛知県,三重県,福井県,京都府,大阪府,兵庫県,山口県,長崎県,大分県に分布する.海外では1992年に香港で発見された(Asahina, 1992).その他台湾にも分布する.
典型的な生息地は,河口付近に広がるヨシ原の中である.♂は胸の全面に4個の淡緑色をした小点があり,眼後紋も合計4つあってすぐにそれと分かる.♀は後頭部に菱形をした黒斑がある.♀の淡色部は,未熟なうち明るい橙色をしているが,成熟するにしたがってくすんできて,茶色やうぐいす色に変化する.うぐいす色と茶色については,日齢による連続的な変化か異なる色彩の多型現象か,また連続的な変化の場合どちらが若い状態の色彩化については,知見がない.兵庫県では見つかっていないが,雄色型♀も存在する.
Asahina, S, 1992, Mortonagrion hirosei discovered from Hong Kong. Tombo 35(1/4):10.
<生体写真>