デジタルトンボ図鑑
ヒメイトトンボ Agriocnemis pygmaea pygmaea (Rambur, 1842)
ヒメイトトンボ
成熟♂.沖縄県.1992.5.11.(左),成熟♀,沖縄県.1992.5.11.(右).
/ スケール:1.0cm. 100%,300% on 150ppi.
<分類学的位置>
 トンボ目 Order Odonata
 イトトンボ科 Family Coenagrionidae
 ヒメイトトンボ属 Genus Agriocnemis

<分布> 
 徳之島以南の南西諸島の多くの島々,南北大東島に分布する.海外では,台湾,中国南部からインド,パキスタンに至る東南アジア,フィリピン,インドネシアからパプアニューギニア,オーストラリアに至るオセアニアなどに分布する.

<特記事項>
 非常に小さなイトトンボで腹長が約15mm程度しかない.コフキヒメイトトンボ Agriocnemis femina oryzae とよく似ており同定に注意を要する.♂の場合は尾部付属器の下付属器が上付属器より短いことで,♀の場合は前胸に黒斑がなくその後縁中央部に突起がないことで見分ける.なお未熟な♀は濃い赤色をしていて,腹部背面には黒条が十分発達しない.成熟するとともに腹部から黄緑色になっていき,腹部背面の黒条もはっきりとしてくる.メスの眼後紋は,未熟なときは左右がつながった赤色の中に淡い青色斑点があるだけだが,成熟とともに,赤色は黄緑色になりうすくなっていき,水色の点がはっきりとしてくる(下図).

メスの眼後紋の変化
メスの眼後紋の変化.赤味が緑になり,水色の点が目立つようになる.
<生体写真>
オスの生体写真

オスの生体写真

メスの生体写真

メスの生体写真

メスの生体写真

メスの生体写真