115a.カラスヤンマ   Chlorogomphus brunneus brunneus

カラスヤンマ♂
沖縄県国頭村
1991.7.7.
カラスヤンマ♀
沖縄県国頭村
1991.7.6.
カラスヤンマ♂(展翅)
沖縄県国頭村
1992.3.25.幼虫採集・自宅羽化

<分類学的位置>
 トンボ目 Order Odonata
 ミナミヤンマ科 Family Chlorogomphidae
 ミナミヤンマ属 Genus Chlorogomphus

<分布> 
 沖縄本島北部,通称やんばる地域にのみ分布している.津田(2000)には,本種の分布域として台湾に?マークが付けられているが,汪良仲(2000)の台灣的蜻蛉の目録には掲げられていないので,ここでは,本種を,いちおう日本特産種としておきたい.

<特記事項>
 大型の,♀の翅が褐色をしている,特徴的なヤンマである.♀はまず見間違えることはないが,慶良間諸島に別亜種のアサトカラスヤンマ Chlorogomphus brunneus keramensis が分布している.分布域が違っているので同定上の問題はない.♂は,同じ地域に生息している同属のオキナワミナミヤンマ Chlorogomphus okinawensis とよく似ているが,腹部の斑紋や尾部付属器の形状で区別できる.もう一つの別亜種,ミナミヤンマ Chlorogomphus brunneus costalis は,徳之島以北,九州南部・四国南部から東部にかけて分布しており,また同属のイリオモテミナミヤンマ Chlorogomphus iriomotensis は西表島に分布するので,本種とは分布域が重ならない.

汪良仲,2000.台灣的蜻蛉.臺北縣新店市.

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