<分類学的位置>
トンボ目 Order Odonata
ヤンマ科 Family Aeshnidae
アオヤンマ属 Genus Brachytron
<属名変更に関して>
2023年の2つの論文,Schneider et. al.,および Kosterin (2023) によって,日本産ヤンマ科のアオヤンマ属,ミルンヤンマ属,ヤブヤンマ属の属名変更が行われた.その解説は笹本・二橋(2024)に詳しいので,そちらを参照願いたい.ここでは,これら2編の論文や笹本・二橋(2024)の解説にしたがって,属名を変更する.なお和名に関しては従来通りのものが使用される.
<分布>
本州南西部(新潟,埼玉,千葉,茨城件より南西)・四国・九州に分布する.離島では対馬,伊豆大島,下甑島で見られる.海外では朝鮮半島,中国南部に分布している.
<特記事項>
純黒の地に黄緑色の斑紋が散らばる大型のヤンマで,腹長は55mmを超えるものが多い.未熟なうちはこの斑紋は黄色である.複眼は濃青色に輝く.アオヤンマ Brachytron longistigma と同じく,腹部第2,3節あたりにほとんどくびれがなく太い.夕方にヨシ原のある池の上空などを高飛して摂食する.
<生体写真>
トンボ目 Order Odonata
ヤンマ科 Family Aeshnidae
アオヤンマ属 Genus Brachytron
<属名変更に関して>
2023年の2つの論文,Schneider et. al.,および Kosterin (2023) によって,日本産ヤンマ科のアオヤンマ属,ミルンヤンマ属,ヤブヤンマ属の属名変更が行われた.その解説は笹本・二橋(2024)に詳しいので,そちらを参照願いたい.ここでは,これら2編の論文や笹本・二橋(2024)の解説にしたがって,属名を変更する.なお和名に関しては従来通りのものが使用される.
<分布>
本州南西部(新潟,埼玉,千葉,茨城件より南西)・四国・九州に分布する.離島では対馬,伊豆大島,下甑島で見られる.海外では朝鮮半島,中国南部に分布している.
<特記事項>
純黒の地に黄緑色の斑紋が散らばる大型のヤンマで,腹長は55mmを超えるものが多い.未熟なうちはこの斑紋は黄色である.複眼は濃青色に輝く.アオヤンマ Brachytron longistigma と同じく,腹部第2,3節あたりにほとんどくびれがなく太い.夕方にヨシ原のある池の上空などを高飛して摂食する.
*Kosterin, O. E., 2023. Nomenclatural reconsideration of the genera Aeschnophlebia Selys, 1883 and Planaeschna McLachlan, 1896 (Odonata, Aeshnidae). Zootaxa 5353(5):495-500.
笹本彰彦・二橋 亮,2024.ミルンヤンマ属およびアオヤンマ属の学名変更について −その背景と歴史的経緯−.Tombo 67:103-110.
*Schneider, T., Vierstraete, A., Kosterin, O. E., Ikeneyer, D., Hu, F. -S., Snegovaya, N., Dumont, H. J., 2023. Molecular Phylogeny of Holarctic Aeshnidae with a focus on the West Palaearctic and some remarks on its genera worldwide (Aeshnidae, Odonata). Diversity, 15: 40pp.
<生体写真>