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オオキトンボの没姿調査を続けていますが,数が減ってきて,写真に撮れないこともあり,(4)(5)(6)(7)をまとめて記録することにしました.
(4) 12月5日
晴れ,気温は14℃ほどありましたが,風が強く,トンボは飛ばされるような飛び方で,この日は写真になりませんでした.見かけたオオキトンボは3頭.一気に減りました.逆にアキアカネの数が増え始めました.5頭以上いたように思います.

▲(4) 12月5日.オオキトンボの減少と反比例するようにアキアカネの数が増えた.▲
(5) 12月9日
次いで第5回,この日は気温が低く9℃ほどしかありませんでしたが,風は穏やかで,日射しが温かい日でした.アキアカネがポツポツ見られました.そんな中,池から離れた駐車スペースに1頭のオオキトンボが止まっていました.12月9日というのは,私的には没姿記録更新です.

▲(5) 12月9日.オオキトンボが生き残っていた.▲

▲(5) アキアカネは4頭ほどいた.▲
(6) 12月13日
今日も温かい日差しのもと,気温はやはり低かったですが,風は穏やかでした.オオキトンボの姿はなく,ついに没姿か,というところです.あと念のためにもう一日来てみます.アキアカネは2頭いました.

▲(6) アキアカネはまだ頑張っている.▲
(7) 12月16日
前回オオキトンボの姿は見られなかったのですが,念のため,天気のよい今日,確認に出かけました.やはりオオキトンボはいませんでしたし,アキアカネも姿を消していました.そこで,もう一つの池にも出向いてみましたが,そこにもトンボの姿は全くありませんでした.最後に以前よく出かけていた定点池の状況を見に行きました.ここは浚渫工事がなされていてしばらく水を抜いていましたので訪れることがなかったのですが,工事が終わったので池の状況を確認に行きました.特に大きな変化もなく,岸近くが深くなっている点だけが違っていました.ここには,コノシメトンボが2頭道路に止まっていました.


▲(7) 2頭のコノシメトンボが見られた.腹部の黒い点,翅先の破れで判別.▲
さて,以上で没姿調査は終わりましたが,最後に,近隣(三木)のアメダスのデータと没姿状況の対応関係を見ておきましょう.次のグラフは,11月15日から12月15日までの温度データで,橙色が最高温度,青色が最低温度です.緑の棒グラフが没姿調査の結果です.目盛は温度の目盛を頭数と見てください.

これを見ると一目瞭然ですね.最低気温が一気に下がったのが12月2-3日の間の夜です.それまでは10頭以上が飛んでいましたが,12月5日の調査で一気に数が減りました.あとはじりじりと減少し12月13日に姿が消えました.
気温が低下すると,低い気温という直接的原因と,それによって動きが鈍くなり,特に早朝など鳥に食べられるということが考えられます.翅の後縁が破れたトンボが多かったですが,これはビークマークの可能性があります.また動けなくて餌が摂れず,餓死するということも考えられます.いずれにしても没姿の様相がうっすら見えたような気がします.
さて,今日16日,アキアカネの姿が消えたのが,いよいよ今シーズンの終わりを感じさせました.一方コノシメトンボは私的には没姿記録更新となりました.これで今年のトンボ観察も終わりになるかも知れませんね.