10月になりました.やっと涼しく感じられる天候になりました.もう10月の上旬になりました.例年ならアカトンボの真っ盛りという時期ですが,ついこの間まで真夏の暑さだったので,アカトンボは無事過ごしているだろうかと,午後休みしているアカトンボのようすを見に行きました.
目的の公園から田園地帯へと入っていくと,数が多かったのはナツアカネでした.まだ稲刈りはなされていませんので,ここなら稲穂の上で産卵するナツアカネが見られるのではないかと思うほどでした.
▲公園で休むナツアカネのオス.▲
▲水田の電気柵に止まるナツアカネのメス.▲
次によく目立ったのはリスアカネです.池に出ていたり,メスは林縁の木の枝に止まってひなたぼっこをしている個体がたくさんいました.
▲林縁に止まるリスアカネオス.▲
▲水田脇の電気柵に止まるリスアカネのメス.▲
コノシメトンボは数頭見られました.池に出てなわばりを持っているようなオスがいました.メスは高い枝の先に止まって休んでいました.
▲池でなわばりを持っているコノシメトンボのメス.▲
▲高いところに止まるコノシメトンボのメス.▲
兵庫県南部では非常に数が減って出会いにくくなったノシメトンボに出会いました.メスで,水田の鉄柵に止まっていました.
▲兵庫県南部では稀種?になってしまったノシメトンボのメス.▲
ヒメアカネは今年はたくさん発生しているように見えました.池岸の湿地状のところでオス同士が追いかけ合いをしたりして,元気に活動をしていました.
▲ヒメアカネのオス.▲
▲池から離れた草地で休むヒメアカネのメス.▲
マユタテアカネはあまり多く見られず,あちこちでぽつりぽつり止まっているのを見かけました.
▲午後の日差しを浴びて,林縁に止まるマユタテアカネのオス.▲
▲成熟して何度か産卵したように見えるマユタテアカネのメス.▲
オオキトンボも姿を現し始めていました.まだ若い色彩のオオキトンボは,池岸に止まってまだメスを待っているようでした.全部で6頭ほど見かけました.
▲池岸でメスを待つオオキトンボのオス.▲
▲水田の鉄柵に止まるオオキトンボのオス.▲
キトンボはまだ薄黄色の色をした若いメスが1頭,公園の草地に止まっていました.近づこうとしたらすぐに飛んで逃げてしまいました.
▲若いキトンボのメス.▲
全部で8種類のアカトンボに出会いました.最近秋の公園や田園地帯を歩いてで会う状況より,今年は種類も個体数も多いように感じました.暑さはアカトンボたちに影響をあまり与えていないようでした.
あと,日陰にオオアオイトトンボがタンデムで止まっていました.
▲タンデムのオオアオイトトンボ.▲
散歩を兼ねたトンボ観察でしたが,今年の秋は結構面白いかもしれないと感じました.あと今年まだ見ていないアカトンボは,ナニワトンボとマイコアカネです.マダラナニワトンボはもういないでしょうから...
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今日初めて出会ったトンボたち
No. 69. ノシメトンボ,メス.
No. 70. オオキトンボ,オス.
No. 71. キトンボ,メス.
No. 72. オオアオイトトンボ,タンデム.