今日はネアカヨシヤンマの確認に出かけてきました.今日の兵庫県北部は北風が吹いていて,気温は31℃.昭和時代の夏を感じました.私の子供の頃の夏は,日向に出ると暑いのですが,日陰に入るとどこからか涼しい風が吹いてくるというのが普通でした.今日はぴったりその感じでした.気のせいか,トンボたちも元気に活動しているように見えました.日陰で観察するネアカヨシヤンマ,今日はほとんど汗をかきませんでした.
さて,ネアカヨシヤンマは,着いたとたん産卵個体に出会いました.13:15.14:00より早かったですね.
▲着いたとたん目の前の朽ち木に産卵メスが止まった.▲
この個体は結構敏感で,近寄らせてくれませんでした.広い範囲を飛び回って,湿地から出ていくこともありました.しばらく待つと戻ってきましたが...
▲やはりイノシシの足跡が好きなようで,そこで産卵する場合が多かった.▲
ネアカヨシヤンマ以外にヤブヤンマもやって来ました.ただ湿地の水が完全に枯れていて,ヤブヤンマのメスは産卵適所を探して飛び回るばかりでした.結局産卵せずに飛び去りました.やはりヤブヤンマは水面があるところでないと産卵しないようです.この場所には少し前まで水があったようで,それを覚えていたメスがやって来たのかもしれません.そういう意味では,このヤブヤンマの行動は興味深い観察だったと思います.
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今日初見のトンボ
No.61. ネアカヨシヤンマ,メス.