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今日はコバネアオイトトンボを見に行くことにしました.先日1頭だけ見かけたのですが,もう秋も深くなりましたので,アオイトトンボはほとんど消えていて,見つけやすくなっているでしょう.今日は最高気温15℃ということですから,正午ごろがいちばんいいと思い,出かけました.

▲コバネアオイトトンボの産卵.▲
数はあまり多くはありませんでしたが,秋の日差しを受けながら,産卵活動をやっていました.ただ,植物が堅いのか,すぐに飛び立って場所を移動し,産卵を試みていました.


▲コバネアオイトトンボの産卵.最初と同じ個体.▲
他のペアはいないかと探しましたら,少し離れたところにもう1ペアいました.これはオスの体色が違うこととメスの左中脚が途中で切れていないことで,別ペアと分かります.

▲上とは違うペアの産卵.▲
他には,オスが単独で飛ぶ姿がちらほらという感じでした.アオイトトンボとオオアオイトトンボもそれぞれ1頭ずつ見かけました.

▲コバネアオイトトンボの単独オス.▲
コバネアオイトトンボが少ないので,アカトンボを見てみることにしました.マイコアカネがいました.交尾していました.まだ繁殖活動をやろうとしているのですね.オスの顔面も青味が消え白くなっていました.またリスアカネも産卵していました.ただこれはすぐに姿を消したので,ほとんど写真にはなりませんでした.

▲マイコアカネの交尾.▲

▲リスアカネの産卵.▲
そろそろ引き上げようかと思い,最後にもう一通りまわりを歩きましたら,コバネアオイトトンボが移精行動から交尾に移行するところを観察できました.それはそうと,コバネアオイトトンボ,体色がほとんど茶金色ばかりです.晩秋になるとこうなるのでしょうか.

▲コバネアオイトトンボの移精行動.▲

▲コバネアオイトトンボの交尾.▲
さて,まだ時間的にはゆとりがあるので,オオキトンボを見に行くことにしました.この場所は今年はそこそこの数が集まっていて,家から近いこともあり,没姿調査をしてみようかと思っています.あと10日間で12月,まずは12月越えをするかどうかというところですね.これからしばらくオオキトンボばかりが出てくるかも知れません.


▲オオキトンボのオスとメス.太陽がだいぶん傾き,日光が黄色い.▲
ということで,暖かい昼間の3時間ほどの観察でした.
今日も単焦点のマクロレンズを使ったのですが,解像感が高い感じがします.やはり単焦点レンズは素晴らしいですね.