No. 1026. イトトンボの探索(4).2025.6.5.

まだ続けていますイトトンボ類の探索.今日はグンバイトンボです.レンズの使いこなしを試しているのですが,今年のトンボの発生状況を見るというのも大切な目的です.今日行く場所はグンバイトンボが激減したところで,前回の調査では流れのほんの一部にいました.出会うことができるでしょうか.

現地の川は,先日降った雨のせいでしょうか,やや増水していて川に入るのが少しためらわれるような状態でした.しかし一方で,ヨシは州に生い茂っていて,藪漕ぎ状態でもありました.グンバイトンボはこういったヨシ林(?)の中に潜っていたりしますが,全く出会うことがありません.流れに出ると,アオハダトンボがいて,オジロサナエが処女飛行に飛び出しました.また瀬の部分は石が顔を出していて,アオサナエが止まっていました.


▲アオハダトンボのメス.今日はアオハダトンボは2頭のメスが見られただけだった.▲


▲オジロサナエの羽化個体.▲


▲アオサナエ.今日は増水していて石が水面に出ている場所が少ない.▲

グンバイトンボは見つかりませんが,州の部分に水がたまっていて止水域ができている状態で,止水性のイトトンボがいました.


▲クロイトトンボの交尾.▲


▲先日探し回ったアジアイトトンボ,ここにはいた.▲


▲アオモンイトトンボのオス.▲

グンバイトンボはやはり見つかりません.最後に前回来たときにいた場所を探すことにしました.ただ,今日は増水していて,深みがあって川を渡るのが怖いので,いったん上がって向こう岸へ出て,再び川に入りました.なんと,いました.もっと感じのいい場所はたくさんあるのに,なんかここが気に入っているみたいですね.


▲グンバイトンボオス3頭,メス1頭を見つけた.▲

マクロレンズで撮っているので,軍配状の脚をクローズアップしなければ意味がありません.それは撮れましたが,この個体,脚が1本欠けていたみたいです.ただこのグンバイトンボの写真,増水した川の中に立って撮ったので,体がどうしてもゆれ,ピントを決めるのが非常に難しかったです.

明日も晴れそうだ.

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