No. 1024. 続イトトンボ探索.2025.6.1.

前回アジアイトトンボを見つけることができなかったので,今日午後晴れ間が出たのを幸いに,再びアジアイトトンボの探索に出かけました.最初の池ではアジアイトトンボは見かけず,モノサシトンボがいました.メスはまだ脚が赤くなっていないようでした.


▲モノサシトンボの未熟なメス.▲

次は今日の本命です.毎年のようにアジアイトトンボを見ています.ところが池に着いてびっくり.太陽光パネルが池に敷設されていました.この池は秋にはオオキトンボが飛ぶ池です.どうもオオキトンボが飛ぶ池によく太陽光パネルが設置されるようです.これで4カ所目です.オオキトンボの敵は外来魚や薬剤等の水質汚染などではなく,太陽光パネルかもしれません.遠浅で植生がある程度ある池がねらわれているようです.遠浅はパネルを設置するには都合よく,植生はため池の運用には邪魔者ですから,一石二鳥なのかもしれません.まあ,池の四分の一程度の面積でしたので,他の池の状況から見て,秋にオオキトンボはやってくるかもしれません.

さて,肝心のアジアイトトンボですが,いました.


▲アジアイトトンボのオスとメス.▲

今日も単焦点のマクロレンズを使っています.下のメスなどはほとんど記録サイズと同等です.ただ難しいのはフォーカス面に全身を入れるためには,アングルが限られてしまうことです.同じような写真ばかりになってしまいます.


▲アジアイトトンボのオスとメス.▲

次の写真はアオイトトンボがたくさん羽化していた池で,ちょっとマクロレンズの特長を出させるような写真を撮ってみました.


▲アオイトトンボの未熟なオス.胸側に粉を吹いていない.▲


▲頭部と胸部をトリミングにより拡大してみた.▲

均翅類の顔面をこれほどシャープに撮れるのは,さすがマクロレンズです.このレンズ優れものですね.

ということで,やっとアジアイトトンボに出会えたわけですが,アジアイトトンボを見つけるのに二日間かかるなんて,ちょっと考えられません.トンボの減少は知らぬ間に各地に広がっているように思えます.

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