No. 977. オオシオカラトンボ.2024.7.20.

今日は樹林に潜むカトリヤンマを探しに行きました.しかしカトリヤンマは一度だけ目の前を通り過ぎただけでした.多かったのはオオシオカラトンボ.今年の南西諸島旅行で,やたらとオオシオカラトンボの亜種を探していましたので,本家本元のオオシオカラトンボを記録しておくことにしました.


▲本家本元のオオシオカラトンボ.Orthetrum melania melania.


▲オオシオカラトンボの未熟なオス.▲

初めメスがいると思って近づくと,未熟なまだ粉を吹いていないオスがいました.これなかなか見るチャンスが少ないんです.複眼が明るい赤茶色であることもメスとは違ってきれいです.次の写真が成熟メスです比べてみてください.


▲オオシオカラトンボの成熟メス.▲

小さな湿地で交尾産卵が行われていました.


▲オオシオカラトンボの交尾.▲


▲産卵を始めたオオシオカラトンボ.▲


▲やはりオキナワオオシオカラトンボのメスとは大分違う.▲

さて,アカトンボたちがひっそりと夏を越していました.リスアカネとヒメアカネです.リスアカネというのは意外とこの未熟な個体には出会いませんね.成熟が早いからかもしれません.


▲リスアカネの未熟なオス.翅端の褐色斑も濃い.▲


▲ヒメアカネの未熟なメス.▲

暑さは35℃.日陰にいても息苦しくなります.2時間ほどで退散しました.

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今年初めて出会ったトンボたち
No. 48. リスアカネ,未熟オス.
No. 49. ヒメアカネ,未熟メス.

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