No. 964. クロサナエなどを見に行った.2024.5.26.

今日は,先日行ってまだ少し早いと感じた,源流域のサナエを見に行きました.クロサナエとヒメクロサナエがねらいです.天候は晴れ,風がやや強い状態.風の強さが原因しているかどうかは分かりませんが,今日はオスのサナエが降りてくるのを全く見ませんでした.目の前を一瞬飛んだのが2回だけ.ただクロサナエは2回産卵にやって来ました.


▲クロサナエ,1頭目の産卵.▲

▲産卵するメスのクロサナエ.▲


▲産卵する2頭目のクロサナエ.▲

だいたい12:30くらいまで待ちましたが,この2頭だけでした.つまり今日見た源流域のサナエは,一瞬通り過ぎたのが2頭とこの産卵メスが2頭の,合計4頭だけでした.少ないなと思います.またムカシトンボは今日は全く姿がありませんでした.数が多かったのはアサヒナカワトンボで,あちこちで追尾飛翔を行っていました.1頭のメスが少しだけ産卵の行動をとって飛び去りました.


▲水しぶきを浴びながらの産卵行動.アサヒナカワトンボ.▲

このあと,サラサヤンマを探しに行きました.もう彼らも元気に活動する時期になっているでしょう.飛翔ポイントでは1頭のオスがせわしなく行ったり来たりして飛んでいました.珍しく,ガンガン陽の当たる場所を飛んでいました.結構動きがランダムで速かったのですが,先日のクロギンを使った練習の成果が出たようです.


▲陽の当たる明るい湿地で往復飛翔を続けるサラサヤンマのオス.▲

昼下がりには,あちこちで情報が耳に入っているハッチョウトンボの確認に行きました.もう出ていました.オスなどは十分成熟し,水辺に出ていました.


▲ハッチョウトンボのオスとメス.▲

あとアオイトトンボの羽化個体が草の中に止まっているのを見ました.いよいよ秋のトンボの出現です.季節が進んでいくのは早いです.


▲羽化直後のアオイトトンボ.▲

源流域の標高の高いところではアサヒナカワトンボの活動が非常に活発でした.しかしハッチョウトンボを見に行くため平地に降りてくると,アサヒナカワトンボはほんのちらほら,あれほどいたニホンカワトンボは完全に姿を消していました.コサナエも非常に数が減っていますし,ヒラサナエももう終わりの時期みたいに貧弱になっています.


▲コサナエはまだ5月なので,普通ならもう少し数は多いと思う.2頭だけだった.▲


▲ヒラサナエは老熟を感じさせるオスが,数頭いただけだった.▲

今年のトンボの出現はどうもイレギュラーな感じが拭えません.出現が遅れているように思えるのですが,一方で早く姿を消してしまったように見えるニホンカワトンボやムカシトンボ.まだ生き残りがいてもおかしくない時期です.もう少し観察を進めて,率直な感想をどこかでまとめておきたいと思います.今日はここまでです.

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今年初見のトンボ
No.31. ハッチョウトンボ.オス・メス
No.32. サラサヤンマ,オス
No.33. アオイトトンボ,オス

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