No. 937. ちょっとついでにミヤマアカネ.2023.9.26.

今日はちょっと遠出の買い物のついでにミヤマアカネの状態を観察に出かけました.この2,3年この観察地のミヤマアカネの数が激減しています.今日もまずは川に沿って歩いたのですが,見つけたのがオス1頭のみ.まあ見落としもあると思うので川に入り探してみました.すると,オスが10頭足らずとタンデムペアが3つ,そしてメス1頭が見つかりました.以前の数の多さから見るともう見る影もないほど数が減っていました.昨年も一昨年も同じような状況でしたので,減少傾向は続いているようです.


▲尾部付属器がまだ白く,完全成熟でないように見えるミヤマアカネオス.▲

他にはマユタテアカネ,ハグロトンボが見られました.水量が多く草が高く密に茂っていたので,あまり他のトンボも見られませんでした.今日は買い物が主でしたのでこれでおしまいです.

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No. 936. マイコアカネの産卵活動.2023.9.23.

今日は久しぶりにトンボを見に行きました.8月以来不発続きでしたが,今日はこの夏マイコアカネがたくさん見られた場所へ成熟状態を観察に行きました.あいにく朝のうち曇っていましたが,やがて太陽が顔を出し,気温は27℃,ちょうど良い天気です.

マイコアカネはここにはたくさんいました.マイコアカネは最近あちこちでその姿が見られなくなってきていますが,ここは健在でした.


▲産卵するマイコアカネ.▲

この池は広いので,全体ではかなりの数がいたようです.産卵しているペアだけでも軽く10ペアは超えていました.久しぶりにたくさんのマイコアカネを見ました.


▲秋の陽を受けながら産卵にいそしむマイコアカネたち.▲

産卵が集中したときには,2ペアが隣り合わせで産卵する姿も見られました.


▲2ペアが隣り合わせで産卵している.▲

このようにマイコアカネはたくさん発生していました.しかし他のアカトンボ類は貧弱この上ない感じでした.マユタテアカネ数頭,コノシメトンボ10頭前後,ノシメトンボ2頭ほど,オオキトンボ1頭,リスアカネ2頭ほど.といった程度でした.マイコアカネが多かったので楽しめましたが,これがいなかったら,悲惨な感じの秋の一日だったと思います.

久しぶりにトンボたちと戯れました.

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No.935. 今日もまた不発.2023.9.1.

9月に入り,風に秋の気配を感じましたので,オオルリボシヤンマに会いに行くことにしました.ここはほぼ毎年出かけており,必ずオオルリボシヤンマに会える場所です.が,今日はただの1頭も飛びませんでした.時期的・時間的には間違いがないと思うのですが,オオシオカラトンボが7,8頭飛び回っているだけでした.そこで,もう一つ別の池に行ってみました.しかしそこでも,オオルリボシヤンマどころかギンヤンマも飛んでいませんでした.いたのは,なんとオナガサナエ.ここは標高500mぐらいはあるはずです.しかも池です.まあ,池に流れ込む小さな川はありますが...


▲山の中にこもっている,No.29オナガサナエ.▲

変なところで出会いました.長い間神戸市内の調査をしていますが,オナガサナエは平地の大きな川でした見たことがありません.あとは「珍しく」アキアカネに出会いました.市内の山中で未熟なアキアカネを見るのもまた久しぶりですね.


▲半分くらい成熟した No.30アキアカネ.すぐ飛び去った.▲

本当にトンボが少ないです.道路を歩いていたら,電線にネキトンボが2頭,最初の池にモノサシトンボが2頭いただけです.マユタテアカネらしいのが通り過ぎたのですがはっきりしませんでした.今日出会ったトンボはそれだけです.


▲電線に止まる No.31ネキトンボ.▲


▲No.32モノサシトンボ.▲

ミルンヤンマはいないかと渓流を歩いてみたりしましたが,オニヤンマすら飛びません.帰りにもう一度コシボソヤンマを見に行きましたが,これもまたその気配さえ感じ取れませんでした.

トンボを探すのが下手になったかと思うくらいねらったトンボに出会えません.ちょっと気力が萎えます.ウウム.

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No. 934. トンボに出会えません.2023.8.24.

このところ,情報がアップロードできていません.これは観察にあまり出ていないだけでなく,出ても全く成果がなかったためです.8月に入って,5日には林の中へヤンマを探しに出かけ,19日はアカトンボの調査(これはNo.933で報告しました),20日には山陰方面へタイワンウチワヤンマの鳥取県からの進入調査に出かけました.また,22日には,コシボソヤンマの産卵観察にも出かけました.

例年ですとそれぞれに何らかの成果があり報告しているのですが,今年は5日はコシボソヤンマ1頭のみで,ミルンヤンマ,オニヤンマ,エゾトンボの姿すらありませんでした.20日は,なんとシオカラトンボ1頭見ただけです.22日のコシボソヤンマは全く姿が見えず,ハグロトンボが2頭いただけでした.この場所は倒木が整理されていて,産卵基質がなかったことも一因かもしれません.しかし本当にトンボに出会えません.暑すぎるのでしょうか.

そんなこんなで,ちょっと気が滅入っています.もうちょっと涼しくなったら,秋のトンボを探しに出かけることにします.もう少し巣ごもりです.


▲5日に見たコシボソヤンマ.これがほとんど唯一の成果...▲

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No. 933. 夏のアカトンボ.2023.8.19.

久しぶりにトンボを見に行きました.日向は暑く,35℃になっていました.元気にオオヤマトンボが飛び,草むらではキイトトンボが交尾をしていました.


▲猛暑の池の上を元気に飛び回るオオヤマトンボ.▲


▲草むらで交尾するキイトトンボ.▲

夏のトンボはこれ以外にも,タイワンウチワヤンマ,ウチワヤンマ,ギンヤンマ,シオカラトンボ,ハラビロトンボ,チョウトンボ,ショウジョウトンボ,ウスバキトンボなどが見られました.夏のヤンマを樹林の中で探しましたが手応えはなしでした.

そこで,夏のアカトンボを探すことにしました.今日はマイコアカネがたくさんいました.いつも行かない場所ですが,マイコアカネは記録があります.たくさん生き残っていることが確認できました.


▲マイコアカネは林縁の日陰にたくさん見られた.▲

マイコアカネに混じって,マユタテアカネもいました.


▲やはり林縁で過ごしているマユタテアカネ.▲

これ以外には,リスアカネやナニワトンボが見られました.

あまりに暑くて,しばらくトンボ観察に出ていないせいもあって,3時間ほどでダウンでした.マイコアカネがたくさんいたことは非常に嬉しかったですが,どの種も全体的に数があまり多くないように思えました.ただ,台風が通り過ぎたあとですからこんなものかもしれません.

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