神戸のトンボ広場の記録

  ミルンヤンマ  RONNIE  2019年7月16日(火) 22:28

梅雨の合間に山に行きました。
今年初めて羽化直後のミルンヤンマを見ました。
残念ながら、写真はこの1枚だけしか撮ることができませんでした。

 ただいま旅行中  管理者  2019年7月17日(水) 17:40

ご投稿ありがとうございます.

toranosantaの返信にも書きましたが,ただいま旅行中です.ただ天気が悪く,雨が降ったり,寒い風が吹いたりと,旅行も楽ではありませんね.ミルンヤンマは,私はなかなか出会うことができていません.今年は産卵をみたいです.

写真はカラカネトンボです(尾部付属器をよく見るとカラカネトンボでした).

それでは失礼します.

神戸のトンボ広場の記録

  梅雨の晴れ間に  toranosanta  2019年7月16日(火) 22:22

久しぶりに晴れ間が出現。急いでトンボを求めて2か所へ走る。前回逃した39・チョウトンボ。♂2頭が追いかけっこで、なかなか止まらず後回しにしてまだ産卵を続けていたホソミオツネントンボ他を観察。その後40・ナツアカネ♂未熟を早くも確認。アカネの仲間は最終と思っていたがこの時期に確認してしまうと後が続くのか不安がよぎる。観察場所を変えたら41・ヒメアカネ♂未熟。夏のトンボで未確認が残っているのでますます忙しくなりそう。気象予報では後4〜5日で梅雨が明けそう。熱中症に注意して頑張るぞ!!

 ただいま旅行中です  管理者  2019年7月17日(水) 17:34

ご投稿ありがとうございます.

ただいま家族旅行中です.トンボを離れて,景勝地を巡っています.でもトンボが飛ぶと,ついついカメラを向けてしまいますけど....

順調に数が増えていますね.結果が楽しみです.

写真はルリイトトンボです.

それではまた.

神戸のトンボ広場の記録

  ハネビロエゾトンボ  RONNIE  2019年7月12日(金) 18:27

ハネビロエゾトンボ(オス)が羽化する季節になりました。
もう一つの写真は羽化直後のオオシオカラトンボですが、これはオスでしょうか?

 トンボの名前  管理者  2019年7月14日(日) 5:57

ご投稿ありがとうございます.

写真はそれぞれ,タカネトンボのメス,オオシオカラトンボのメスのようです.エゾトンボのなかまで,ハネビロエゾトンボは生涯,エゾトンボは未熟な個体に,胸側に黄色いスジが入ります.写真の個体は未熟で,黄色いスジが入らず金属緑色をしていますので,タカネトンボだと思われます.

もう一枚はオオシオカラトンボのメスです.尾部の広がりでわかります.未熟オスの写真を入れておきます.

それでは失礼します.

 タカネトンボ  RONNIE  2019年7月14日(日) 22:23

いつもながら丁寧に説明してくださり、ありがとうございました。
昨年、ここで羽化直後のハネビロエゾトンボを見つけたので、てっきりハネビロエゾトンボだと思い込んでおりました。
確かに昨年の写真(添付画像)と見比べてみても胸側の黄色いスジに違いがありました。
この場所でタカネトンボがいたなんて新しい発見でした。
オスメスの鑑別は真横からの写真がないとわかりにくいですね。

神戸のトンボ広場の記録

  ウチワ  umbr  2019年7月5日(金) 23:34

タイワンウチワヤンマはよく見ると国産ウチワヤンマより繊細で色や模様も綺麗です。阪神タイガースのユニホームはコレがいいでしょう・・・
ところで、この「ウチワ」は何か役にたっているのでしょうか?? 国産ウチワヤンマの方がウチワが大きくてヘリコプターの尾翼みたいでカッコいいのですが、スピードの制御や空中回転の時に役にたつとか、枝などに停まる時ブレーキをかけているようにも見える??

 うちわ  管理者  2019年7月6日(土) 16:52

ご投稿ありがとうございます.

ウチワヤンマの団扇状の付属器については特に情報はありません.つまり,何のためにあるかは今のところ見解はないようです.無駄なものは進化しないという原則から考えると,何かしら役目はあるのでしょう.何らかの飛行目的がもっともらしいですが,メスを引きつける付属物という見方もあり得るかも知れませんね.

梅雨が明けるまで当方はしばらく自宅籠城です.早く天気になぁれ.

添付はRONNIEさんに続いて,赤とんぼの幼虫です.

それでは失礼します.

 ウチワ  umbr  2019年7月7日(日) 0:10

どうも有り難うございました。そういえば、交尾の時♀は♂の一番後ろの所に頭をくっつけています。何かフェロモンのようなものを出しているのか・・ しかし、他のトンボは「ウチワ」が無いものがほとんどなのでこの説もアヤシイ??。

天気予報は当たりませんね、昨日(土曜)も午後からは晴れ間がのぞいていました。今日は?

神戸のトンボ広場の記録

  コオニヤンマとヤマサナエ  RONNIE  2019年7月5日(金) 17:59

今年初めてコオニヤンマ(オス)を見ました。
まさかと思ったのですが、同じ場所にヤマサナエのメスを2頭見つけました。
梅雨の雨で多少水は増えたでしょうか・・・。

 ヤゴ採りの連続  管理者  2019年7月6日(土) 16:34

ご投稿ありがとうございます.

最近はヤゴ取りばかりに出かけています.昔は成虫より幼虫のほうに興味があったので,久しぶりという感じです.兵庫県に土着しているトンボの幼虫について生体写真がほぼ集まりましたので,小中学校の生徒向けにヤゴのページをつくろうかと考えています.

梅雨入りし,天気もよくないので,今しばらくは自宅に籠城することになりそうです.赤とんぼの幼虫の写真を添付しておきます.

それでは失礼します.

神戸のトンボ広場の記録

  オオシオカラトンボ  umbr  2019年6月29日(土) 20:34

植物園の小さい池にオオシオカラトンボのカップルがいました。絵的にはたいへん良い所に停まってくれたのですが、この下には腹を空かせたデカイ錦鯉が沢山いて産卵のため水面に近づくと卵はおろか親ごと喰われかねません。トンボはこのことを分かっているのでしょうか??。この後、♀は連結を解いて産卵に向かったようで見失いました。まー他にも水場はあるのでそちらに行ったのかもしれません。ところで、私も最近は飛んでいるトンボを撮ろうとして挑戦していますが先生の様にはいきません。トンボノートNo.700のハッチョウトンボの飛翔写真は見事でした。私もなんとか撮れる様に努力します。

 お魚  管理者  2019年6月30日(日) 19:48

ご投稿ありが問おうございます.

トンボが魚を認識しているかということですが,あくまで私見ですが,私は認識していないと思います.個々の生物を認識する力はないでしょう.

水の跳ねる音や跳ねる水そのものには非常に敏感に反応し,逃避するようになっているようです.カエルや魚などは,跳ねることで成虫に食いつきますから,そういった逃避反応が進化してきたのだと思っています.でも,カエルや魚だと認識して逃げるのではなく,動く物体に反応して逃げていると思います.その他上空の影(=鳥)などにも逃避反応があると思います.長い進化の歴史の中で,他の捕食生物との関係性から,こういった反応行動が進化したのでしょう.トンボなど昆虫は,多くの行動が遺伝的なもので,学習による行動は少ないのではないでしょうか.

飛翔写真は,とにかく数打つ,これしかありません.最近のカメラは飛ぶトンボにもオートフォーカスが追従するときがあります.水面とか空とか,背景がのっぺりした単色系の場合,特によく合うようです.背景が複雑な場合は,マニュアルフォーカスで撮る以外にないでしょう.電子ビューファインダーより,ミラーファインダーの方が,ピントの合い具合がよく確認できるようです(画素数は理論上無限である).ちなみに,ハッチョウトンボはすべてマニュアルフォーカスでした.

オートフォーカスで撮った写真を掲載しておきます.背景をよくご覧ください.単色系です.

それでは失礼します.

 オオシオカラトンボ  umbr  2019年6月30日(日) 21:15

有難うございました。ハッチョウトンボやイトトンボ等の小さいトンボは静止状態でもピントを合わせるのに苦労するのに、よく飛んでいるトンボにマニュアルで合わせますね。草の間を飛ぶトンボや水草の上を飛んでいる場合オートフォーカスでは必ずバックにピントを持っていかれるのでマニュアルで撮るしかないのは分かっています。フォーカスリミッター付きのレンズでもあてにはなりません。私のカメラは安物のミラーレス一眼でタイムラグがあってファインダーでピントが合ったと思った瞬間にシャッターを押しても間に合わない、特に横移動のトンボでは必ず外れます。ホバリングしてくれるトンボならなんとか撮れる時もあります。3枚目、頭上のチョウトンボを撮ったが遠い!!

神戸のトンボ広場の記録

  羽化殻はウスバキトンボでしょうか  権兵衛  2019年6月29日(土) 18:33

6月23日、曇り時々小雨。林縁でアキアカネを撮影。そして、草原でウスバキトンボの摂食飛行を目撃。
帰途立ち寄った田圃では当日羽化の多数のアキアカネがイネの葉につかまっていた。畦を歩きながら手の届く範囲のアキアカネの羽化殻を回収。
アキアカネに比べたら異様に大きい羽化殻も回収。大きい羽化殻は手の届かない位置にも多数目撃。
そんな中、アキアカネに比べると、翅を広げた幅が異様に長いトンボがいた。本体はイネの葉影で正体は未確認。畦で足を踏み換えて覗き込もうとしたら翅幅が異様に長いトンボの姿はなかった。畦で足を踏み換えた間に逃げられてしまった。
と、6月23日にこんなことがありました。

質問。
画像1から3の羽化殻は十円硬貨の直径よりも体長は長いです。そして、腹部第8節の側棘と、腹部第9節の側棘の長さが顕著です。果たしてウスバキトンボでしょうか。画像1は現地撮影。画像2から3は回収後の撮影です。

ところで、ウスバキトンボを気にするようになって、私の初見日を記録しています。2016年7月10日山麓。2017年7月6日河川、7月8日山麓。2018年6月29日河川。2019年6月23日山麓。
画像4、成虫は23日には撮影できなかったです。が、本日、林縁で草にとまっている姿を撮影しました。

トンボ観察に出かけて、本日まで4週連続で雨に降られています。
6月23日にウスバキトンボらしき羽化殻を見て自己課題が増えてしまいました。

 ウスバキトンボで間違いないでしょう  管理者  2019年6月29日(土) 19:02

ご投稿ありがとうございます.

昨日今日と,雨の予報が外れ,晴れていました.はじめから雨のつもりで予定を入れていたので,フィールドへは出ませんでした.恨めしい天気予報です.

さて,お尋ねの羽化殻はウスバキトンボで間違いないと思います.外形が特徴的で,よく見慣れているとすぐに分かります.ただ,正確を期すためには,腹部第2,3,4節に背棘があることを確かめるとよいでしょう.ご投稿の写真には,第4節に背棘らしいものが見えます.第2,3節は不明です.手元に標本があるようですから,どうぞ確かめてみてください.参考写真を添付しておきます.

そちらは水田でウスバキトンボが羽化しているんですね.水田で薬剤は使っていないのでしょうかね? こちらの方の水田は,まったく昆虫がいません.

それでは失礼します.

 当地におけるウスバキトンボの謎  権兵衛  2019年6月30日(日) 9:29

早速にご教示をありがとうございます。
外形が特徴的な羽化殻はやはりウスバキトンボでしたか。正確を期すために、そして勉強のために、後日翅芽を取り除いてみます。
現状では腹部第4節の微小な突起(背棘?)が虫眼鏡で見えるだけです。ご教示頂いた参考写真を参考に翅芽を取り除いて第2、3節の背棘を確認してみます。
私の不器用な指でも上手く翅芽を取り除けると好いのですが。結果は後日報告いたします。

当地の水田で6月下旬にウスバキトンボが羽化していることは驚きでした。ただし、1から2箇月ほど前には親世代が飛来していなければつじつまが合わないので不思議でなりません。
今回羽化殻を観察した水田は5月12日には水が張ってあった(5月5日は水はなかった)です。田に水を張った以降に、親世代がひっそりと飛来してきたのは未確認です。

内陸の当地はウスバキトンボは7月以降のトンボで、世代交代をしながら北上して来るとされていています。ですから、6月下旬から7月初旬に見られるようになる個体は飛来してきたものと思い込んでいました。
しかし、飛来してきたものと思い込んでいても、2016年以降の7月初旬前後に林縁や草むらで新鮮そうな個体を見ているので、これらの新鮮そうな個体は当地で羽化したものではないだろうかという疑問が続いていました。

今回の羽化殻でウスバキトンボの疑問が少し解けました。毎年羽化しているのか確認に、来年からは田圃巡りをするようになるかもしれません。
ただ水田が減少してしまっているので観察適地を探すのが大変です。
今回の水田は、当地でのアキアカネの孵化、幼虫期間に疑問があり、田圃が始まる(水が入る)期日を確認し、時期になったら継続観察するつもりでいました。そんな田圃ですが、23日に林縁でアキアカネを見たので羽化場所の確認で覗いたところ、アキアカネの他にウスバキトンボの羽化した痕跡があった次第です。

水田での薬剤は不明ですが、アキアカネが沢山羽化しているので、ほどほどの使用か、自家用で不使用とかではないでしょうか。
そういえば、なんとなく眺めている田の上はツバメが餌獲り飛行をし、イネが伸びるとウスバキトンボの群れが食事場にしています。いつでも昆虫類はいるようです。

昨日はほとんど霧雨だったので田圃(水田)を巡ってみました。3箇所でしたが、何処も当日羽化のアキアカネが稲の葉に止まっていました。
ツバメが餌獲り巡回飛行しているので、アキアカネ達は上手に飛べるようになるまで離れられないのかもしれません。
23日の大きい羽化殻は目立ちましたが、昨日巡った範囲ではアキアカネの羽化殻ばかりで、ウスバキトンボの羽化殻は不見でした。

昨日の記録画像。左から
イネの葉に止まる羽化間もないアジアイトトンボ♀(時期的に第二世代と思われる)。
イネの葉に隠れて止まる羽化間もないアキアカネ
林縁で雨宿りのアキアカネ♂
咲き始めたヤブカンゾウ

本日の午前中は雨。せっかくの日曜日ですがトンボ観察に出られず残念です。
この梅雨は例年観察している蝶のミドリシジミは見られません。5月にご教示いただきまして、ためていたサラサヤンマは今季は幻に終わりそうです。



神戸のトンボ広場の記録

  梅雨入りは26日でした  toranosanta  2019年6月28日(金) 0:30

26日は午前中天気が良かったのでいつもの観察地に行ってました。例年もう少し早く出現していた37・アジアイトトンボ♂にようやく出会えました。それと、約2週間前に見つけていて報告が漏れていた38・オオシオカラトンボ♂の2種を追加します。前回の先生からいただいたありがたい励ましの言葉を胸に刻んで今後も走り回ります。感謝。また、今年は初めてヤゴの抜け殻を集めています。多分シオカラトンボが多いと思うのですが現在70ほど集まっています。多分10種ぐらいはありそうですが、雨で動けない日に整理作業に励みます。いずれ、この写真も投稿させていただきたいと思いますのでご指導よろしくお願いいたします。

 確認種数  管理者  2019年6月28日(金) 13:03

ご投稿ありがとうございます.

38種いきましたか.私も今年の種数をカウントし直してみました.先日のアキアカネでちょうど50種目でした.もっとも私は兵庫県の北部に出かけて,南部で確認困難な種や南部に分布しない種を探しに行っていますから,それらを除くと42種というところです.ですから大差なしと言うところですね.

羽化殻ですが,通常の背中から撮った写真だけでは判別困難なものが多いです.また確認の時には撮り方をこちらからお願いするかも知れませんのでよろしくお願いします.また種によっては,写真ではまず判別できないものもありますので,ご承知おきください.

それでは失礼します.

神戸のトンボ広場の記録

  我が家の庭にやってきました  ピンクのつゆ草  2019年6月26日(水) 15:55

はじめまして。
虫虫画像掲示板で尋ねたところ、ベニトンボに似ていると言われ、
いろいろと調べているうちに、このサイトを知りました。

神戸市の我が家の庭に、昨日、今日と来てくれたトンボです。
もし、ベニトンボだとすると、ずいぶん進出していることになるのかと思って、投稿しました。
どうなのでしょうか。

 ベニトンボではないようです  管理者  2019年6月26日(水) 20:33

初めてのご投稿ありがとうございます.

これは,尾部先端の形状からメスであることが分かります.そして,これはベニトンボではなく,おそらくタイリクアカネの未熟なメスです.写真1枚目が,未熟なベニトンボの写真です.腹部の正中線にはっきりとした黒い線があります.また,翅の黄橙色の部分が,翅の基部だけに広がっています.

一方ご投稿の写真(2枚目)は,腹部正中線の黒い線は細いです.また翅の黄橙色の部分は,基部だけでなく,翅の前縁に沿って外側へ広く広がっています.

3枚目はタイリクアカネの未熟なメスの写真です.腹部正中線の黒い線は細く,黄橙色の部分は広く前縁に沿って外側へ広がっています.

経験的に見ても,これはタイリクアカネにほぼ間違いありません.

それではこの辺で,また面白い情報をお寄せください.

 ありがとうございます!  ピンクのつゆ草  2019年6月27日(木) 8:10

詳しく説明してくださり、ありがとうございます。
とってもよくわかりました。

タイリクアカネも、知りませんでした。
我が家の庭に、初めて来たトンボだと思います。

トンボのことは、あまり知りませんでしたが、このサイトを見て、何て奥が深いんだろうと驚きました。
私も、これから、トンボをよく見ていきたいと思います。

神戸のトンボ広場の記録

  セスジイトトンボ  umbr  2019年6月25日(火) 18:53

少し遅かったのですがセスジイトトンボの産卵風景を観察。幸い2組のカップルがいたので写真が撮れました。2枚目、足場が無いので必死でホバリングする♂、ゆっくり着水すれば表面張力で水面に浮かぶ事ができるはずだが・・・産卵場所は♀に決定権があるのでしょうか? 写真3.4枚目はうまく着水したカップル。

 セスジイトトンボ  管理者  2019年6月26日(水) 19:56

ご投稿ありがとうございます.

連結産卵の場合,産卵場所の選択に,オスメスどちらの方に決定権があるかとのことですが,これはなかなか難しい.アカトンボのように連結打空産卵や連結打水産卵や連結打泥産卵を行う場合は,メスはほとんど力を抜いてオスに動きを任せているような所が見受けられますので,多分オスに決定権があるのでしょう.

連結植物内産卵の場合は,メスに「決定権」があるように感じます.とにかく止まって産卵の体勢に入るまでは,オスが主導しているように見えますが,止まってから触覚で産卵基質を調べた後,メスがそこに産卵するのはムリと感じた場合,メスの方から移動するようです.コバネアオイトトンボで,産卵場所を移動するとき,メスがオスを押していますし,メスが先に飛び立ってオスを飛ばせていまず(写真).動きは以下のビデオに映像ががあります.興味があればご覧ください.

さらにまた,潜水産卵の場合は,メスがオスを引きずり込んでいくのが普通です.これも,「産卵したいところにオスを引っ張っていく」行動と見ることができるでしょう.つまりメス主導です.

難しいのは,飛んで止まるときの場所選択を押すがやっているかメスがやっているかですね.これはちょっと分かりません.ただ,連結しているオスが何ら名の事故で突然死しても,メスは平気で飛んで産卵しているという観察例が外国であるそうです.ですから,メス主導なのかも知れませんね.

https://www.odonata.jp/01live/Lestidae/Lestes/japonicus/video01_.html

umbrさんも観察を続けられて,オスメスの動きからいろいろと考えてみてください.

それでは失礼します.

 産卵シーン  umbr  2019年6月26日(水) 22:31

ビデオを拝見すると確かに♀が♂を押して産みやすい所に移動していますね、完全に♀主導と言ってよさそうです。セスジイトトンボで潜水産卵ではなかったですが♂が水面に留まれずにおぼれそうになっている場面を見かけました。一方、コシアキトンボは♀が自主的に連結を解いて好きな所(水面と葉がギリギリの場所)で産卵、♂はしばらく見守っているものの寄ってきた他の♂を追いかけて夢中でバトルをはじめました。トンボの種類によって様々のようです。有難うございました。