前ページへ 目次へ 次ページへ

 K049.ホンサナエ Shaogomphus postocularis 
 ▲自宅羽化.1991.4.21.,神戸市北区産./神戸市RDB:


各区の記録状況 (●:2005年以降の記録,○:2004年以前の記録,×:公表記録なし)
北区 西区 垂水区 須磨区 長田区 兵庫区 中央区 灘区 東灘区
× × × × × × ×

 ホンサナエは神戸市では見かけることが少ないサナエトンボです.市内では今のところ北区や西区にわずかの記録があるだけです.西区に続く三木市内を流れる川には最近までいましたので,その上流の神戸市内にもいる可能性はあります.

 松本(1982)によると,1965年頃北区にはたくさんいたと記されており,採集記録もあるので,ここでは確実に繁殖を繰り返していたものと考えられます.北区の別の場所でも幼虫,羽化殻,羽化しようとする幼虫,成虫と,各ステージを観察したので定着していたことはまちがいないでしょう.かつてはどこにでもいた普通種であったといわれていますが,河川環境の変化とともに個体数を減らしていったのだと思われます.そして現在では,どちらの川でも姿を見ることがありません.

 兵庫県下でも本種を見ることのできる場所は非常に限定されており,いちおう神戸市RDBでは「要調査」となっていますが,今後の調査でおそらくAランク,また状況によっては「市内絶滅」になる可能性もある種です.

前ページへ 目次へ 次ページへ