<分類学的位置>
トンボ目 Order Odonata
トンボ科 Family Libellulidae
アカネ属 Genus Sympetrum
<分布>
本州・四国・九州に分布する.周辺の離島にも見られる.海外では,朝鮮半島,中国北部に分布する.
<特記事項>
翅端の褐色部,いわゆるノシメ斑があるトンボである.胸側の第1黒条が上縁にわずかに届かない.♂は,腹部には黒斑があまり発達せず,側面から見て腹部第3〜7節後縁部下方に黒点が並び第8,9節下部が黒い程度である.北海道には別亜種のヒメリスアカネ Sympetrum risi yosico が分布しているが,こちらは翅端の褐色部がわずかしかないかまたは消失している.ノシメトンボ Sympetrum infuscatum とは,♂♀とも,胸側の第1黒条がノシメトンボでは完全に上縁に届いている点および腹部の斑紋のあり方をていねいに比較すると見分けがつく.さらにコノシメトンボ Sympetrum baccha matutinum とは,コノシメトンボの胸側の第1黒条と第2黒条がつながっている点で区別がつく.ただしこの場合,リスアカネで胸側の第1黒条と第2黒条がつながっているように見える個体が時々見られるので注意したい.
<生体写真>
トンボ目 Order Odonata
トンボ科 Family Libellulidae
アカネ属 Genus Sympetrum
<分布>
本州・四国・九州に分布する.周辺の離島にも見られる.海外では,朝鮮半島,中国北部に分布する.
<特記事項>
翅端の褐色部,いわゆるノシメ斑があるトンボである.胸側の第1黒条が上縁にわずかに届かない.♂は,腹部には黒斑があまり発達せず,側面から見て腹部第3〜7節後縁部下方に黒点が並び第8,9節下部が黒い程度である.北海道には別亜種のヒメリスアカネ Sympetrum risi yosico が分布しているが,こちらは翅端の褐色部がわずかしかないかまたは消失している.ノシメトンボ Sympetrum infuscatum とは,♂♀とも,胸側の第1黒条がノシメトンボでは完全に上縁に届いている点および腹部の斑紋のあり方をていねいに比較すると見分けがつく.さらにコノシメトンボ Sympetrum baccha matutinum とは,コノシメトンボの胸側の第1黒条と第2黒条がつながっている点で区別がつく.ただしこの場合,リスアカネで胸側の第1黒条と第2黒条がつながっているように見える個体が時々見られるので注意したい.
<生体写真>