デジタルトンボ図鑑
ヤマサナエ Asiagomphus melaenops (Selys, 1854)
ヤマサナエ
♂,三田市.2001.6.9.(左),♀,三田市.2001.6.9.(右)./ スケール:1.0cm. 115% on 150ppi.
<分類学的位置>
 トンボ目 Order Odonata
 サナエトンボ科 Family Gomphidae
 アジアサナエ属 Genus Asiagomphus

<分布> 
 日本特産種であり,本州・四国・九州に分布している.周辺の離島では隠岐に見られる.

<特記事項>
 胸側に2本の黒条がある中型のサナエトンボである.ミヤマサナエ Anisogomphus maacki やメガネサナエ属のように腹部第8,9節あたりの横の広がりは著しくはない.キイロサナエ Asiagomphus pryeri と酷似しているが,♂では,真横から見たときに,尾部下付属器の先端の位置が上付属器とほぼ同じになっている点で,♀では,産卵弁が下方に突出していない点で,区別ができる.

<生体写真>
オスの生体写真

メスの生体写真