観察記」カテゴリーアーカイブ

No.770. 成虫越冬種を探しに行ったが.2021.4.11.

どうも最近オツネントンボの減少が気になっています.近々の3年間では,わずか4箇所でしか記録がありません.そのうち2箇所へ,昨日,今日と出かけてきましたが,姿がありません.まだ早いということはないと思うのですが,3月が暖かかったにもかかわらず他のトンボの出も今ひとつおいう感じがしますので,成虫越冬種も遅いのかも知れません.

ちなみに今日見つけたのは,アジアイトトンボのメスだけでした.

▲アジアイトトンボのメス.

やはり,4月下旬に,満を持して出かけるのがいいかもしれません.

No.769. トンボはじめ.2021.4.10.

今年初めてのトンボ「本気」調査に出かけてきました.「本気」というのは,今までに2回散歩がてらに近所へ見に行ったことがあったのです.ただ,トンボの姿は見られませんでした.今日は,例年シオヤトンボは出ているころで,オツネントンボもふつうなら姿を見せはじめる時期です.うまくいけば,タベサナエやオグマサナエの羽化に出会えるかもしれません.

まず最初の,いつもシオヤトンボが最も早く出てくるところへ行ってみました.慎重に歩いて行くと,1頭のメスが飛びました.やはり出ているようです.

▲今年初めて出会ったトンボの成虫.シオヤトンボのメス.

この池はこれだけでした.次に,オツネントンボの出る池に行きましたが,まだ姿を見せていませんでした.最近,オツネントンボに出会いにくくなっているように思えます.しかたありませんので,次はタベサナエの羽化個体を見に行くことにしました.最初の場所では,2頭の処女飛行を見ました.そのうちの1頭は写真に撮ることができました.まさに今日羽化したメスです.

▲処女飛行に飛び立って泊まったタベサナエのメス.まだ体色が薄く,翅もしわになっている.

この場所では,羽化が始まったばかりという感じで,これ以外の姿はまったくありませんでした.アジアイトトンボやホソミイトトンボがいないかとも思いましたけど,姿なしです.もう一つのタベサナエの池に行ってみました.ここでも,今日羽化したばかりのオス,メスが1頭ずつ見られました.

▲池の方から飛び立ったタベサナエのオス.池をのぞくと羽化殻が2つついていた.
▲池の方から弱々しく飛び立って止まったタベサナエのメス.

この池のそばにあった冬の放置水田には雑草が生え,何日か前に羽化したと思われるオスのタベサナエが飛んでいました.羽化は今日より少し早く始まっていたようですね.

▲未熟だが,羽化は今日ではないオスのタベサナエ.

いよいよトンボシーズンの始まりです.ただ,成虫越冬種,さらに言うならイトトンボの類が少ないのが気になります.次回は別の場所へ行ってみることにしましょう.帰り際にシオヤトンボが飛ぶのを見ました.結構素早く飛んでいたので,これも,数日前に羽化したものでしょうね.

▲このシオヤトンボは結構元気に飛んでいた.

このあと,オグマサナエがいる場所まで足を伸ばしましたが,見つかりませんでした.もう少し時間が経てば,にぎやかになりそうです.そうそう,最後の池で越冬したバッタを見ました.多分ツチイナゴだと思いますが,門外漢なので違うかも知れません.

▲越冬していたと思われるバッタ.ツチイナゴかな?

No.766. 茶色のオオキトンボを見に… 2020.11.17.

今日もいい天気.そろそろオオキトンボも茶色になり始める季節.老熟したオオキトンボの色が好きで,これをビデオに収めようと出かけました.まず最初の池は水がなく,トンボはほとんどいませんでした.ナツアカネがパラパラといただけでした.と,そんな中に黒っぽいいトンボが…,シオカラトンボです.それも,まだ青白い粉を吹いていないオス!.これ,この数日のうちに羽化したのでしょう? この二,三日20度を超える毎日が続いており,その暖かさに誘われて出てきたのかも知れません.いずれにしても兵庫県では珍しい記録ではないでしょうか.

▲若いシオカラトンボのオス.この時期としては珍しく非常に遅い記録である.

ねらいのオオキトンボがいなかったので,二番目の池に行きました.池は水が少し落とされ,ここには来ていました.オオキトンボが二組産卵していました.今日は茶色のオオキトンボがねらいですので,止まっているオスを探しました.3頭ほどいましたが,まだ茶色と言うには少し早いようでした.あと10日くらい経てばいい色になるでしょう.

▲色が濃くなってきて赤味が増し,茶色に近くなっているオオキトンボのオス.

この池には少数ながらマイコアカネが生息しています.今日,まだ生き残っていました.顔面は青白さが消え,白くなっているオスです.

▲マイコアカネのオス.

この池からマイコアカネが姿を消さないうちに,繁殖活動の記録を撮っておかねばならないと感じました.来年また来ることにしましょう.あと,アオイトトンボが池の周囲を飛んでいたり,タイリクアカネが産卵していたりしていました.今日は汗をかくくらい暑かったです.

No.765. 散歩道のマユタテアカネ.2020.11.5.

今日は,小型三脚をつけたビデオカメラを片手に,秋の散歩としゃれ込みました.ただ歩くだけではつまらないので,毎年訪れる池の周辺の小径を歩くことにしました.今年は各地でトンボが少ないので,ここはどうだろうというのも一つのねらいです.行ってみると,マユタテアカネはそれなりにいました.ある意味ほっとしました.しかし,小径には,他のトンボが見当たりません.そこで,池に降りてみました.池では,キトンボが1頭,タイリクアカネが1頭,マユタテアカネが2頭,それぞれ活動していました.

太陽の日差しが強くなる11:30ごろ,遠くの方でキトンボが打水産卵を行い始めました.すると,目の前をキトンボの連結態が通り過ぎ,これも産卵を始めました.本当に一気に出てくるのですね.マユタテアカネも交尾態が飛翔し,コノシメトンボが水面を飛び始めました.服の上から太陽の温かさを感じるこの温度なのです,活動を始めるタイミングは.やがてマユタテアカネも産卵を始めました.

キトンボはあまりうまく撮れなかったので,今日はマユタテアカネの活動をまとめておきました.


兵庫県とその近隣のトンボたち:散歩道のマユタテアカネ

今日はアキアカネの姿がなかったので,また半月ほど経ったら来てみようと思います.

No.764. 天気の良さにつられて.2020.10.27.

しばらく休息すると言った舌の根も乾かないうちに,全県的に快晴の予報.秋にこんないい天気の日は少ないので,今年最後の兵庫北部へトンボを見に行ってきました.オオアオイトトンボ探しと,飛来種探しです.ただ,飛来種は今年はほとんど見つかっていないという情報があって,あまり期待はできません.

▲アキアカネの交尾.

もう一つ,アキアカネがタンデムで上空を飛ぶのを見たかったので,それに時間を合わせて現地へ行きました.しかしあまり晴れたときには,朝のうち霧が出やすいのが難点です.案の定いちばん飛びそうな9:30頃,霧が出ていて,気温は10度状態でした.晴れすぎるのも問題です.アキアカネは11:00頃産卵をしているのを見ましたが,例年に比べて非常に数が少なかったです.もう時期的に遅かったのでしょうか.

▲ナツアカネ

アキアカネに混じって止まっていたのがナツアカネでした.これも数はあまりいません.そして秋が深くなるとよく飛ぶのがキトンボです.3頭見かけました.あと,アオイトトンボが数頭飛んでいました.

▲キトンボのオス.

昨年,一昨年は,種類は同じようなものでしたが,まだ10月の下旬には,個体数はそれなりに多かったです.今年はどのトンボもとても数が少ないのが気になりました.飛来種はいなくて,オオアオイトトンボもまったく姿を見ませんでした.まあ,秋晴れのもと,散歩がてらという気負わない観察でしたので,気分はよかったです.

帰りに15:00を過ぎた時刻に,南部のオオアオイトトンボを見に行きました.しかしゼロ状態.オオアオイトトンボに苦労するなんていうのは,以前は考えられませんでした.どうしてこんなにトンボの数が少ないのでしょうね.ごくごく限られたところにだけしか群れていないというのが今年の感想です.