No.800. ナゴヤサナエの再確認に.2021.8.6.

仕事と天気のかみ合わせが悪く,この何日かの晴れの日は仕事が入ってでかけられませんでした.明日からは天気が悪くなりそうで,今日がチャンスの一日です.前から懸案になっていたナゴヤサナエをきちんと記録に撮ることを目的に出かけました.

▲紛れもないナゴヤサナエです.よく生き残ってくれていました.▲

朝9時頃現地に到着し,川をのぞきました.ナゴヤサナエが飛んでいました.早速ウェーダーに履き替え,川に入りました.オスは3頭飛んでいました.最初はなかなかピントが合わず,ボケピンの山でした.空がカッと晴れると,ナゴヤサナエが飛ばなくなりました.やはり暑いのでしょうか.しばらく待っていると日が雲に隠れ日射しが弱くなりました.すると再び飛び始めました.

▲まっすぐこっちへ飛んでくるオス.▲

ナゴヤサナエは夏のトンボですが,最近のこの暑さは,彼らたちにはかなり厳しいように思えました.もっと早い時間帯に来るべきかも知れません.などと考えていると,私の方にまっすぐ飛んできたナゴヤサナエのオスが,私のカメラに止まりました.至近距離でのご対面です.しかしカメラに止まられては,記録はできません.

▲目の前でターンしようとするオス.▲

オスは一度だけ岸の草に止まりかけたのですが,そこにいたコフキトンボに邪魔されて,止まりませんでした.残念です.結局最後まで,目の届く範囲では止まることはありませんでした.

▲ナゴヤサナエのオスの飛翔.▲

11:00前まで粘りましたが,やがて飛ばなくなりました.こちらも暑さにやられそうなので,この辺で止めました.夏は林の中でヤブヤンマに限ります.ヤブヤンマを見に行くことにしました.が,残念なことに池が干上がっていました.水がなければヤブヤンマは来ませんので,早々にあきらめました.しかしあと見に行くトンボがありません.

そこで,兵庫県の北西部にタイワンウチワヤンマがやって来ていないか見に行くことにしました.タイワンウチワヤンマは境港市にまでやって来ています.もうそれからかなり経ちますので,兵庫県の北部に入っていてもおかしくありません.ちょっと県境を越え,鳥取県との境目ぐらいの池を4つほどのぞいてみました.まあ,結果はダメでした.池にはリスアカネがたくさんいました.

▲訪れた一つの池.▲

▲活動するリスアカネ.▲

ヤブヤンマを見に行った場所でも,リスアカネはいましたし,産卵もやっていました.

ということで,日向を歩くともうぶっ倒れそうになりますので,この辺で止めることにしました.

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