No.577. 夕方のオグマサナエねらい.2018.5.1.P.M.

今日はダブルヘッダーです.午前中2時間ほどヨツボシトンボの観察をしました.天気予報では午後から曇ってくるということでしたが,結局夕方まで晴れていました.ということで,気温も湿度も上々ということで,夕方のオグマサナエの産卵ねらいで,例の池に出かけました.15:45に現地入りしてまず出迎えてくれたのは,フタスジサナエのメスでした.

▲池の入り口で出迎えてくれたフタスジサナエのメス.

その後,10時ころによく産卵に入る池の奥に陣取ってみました.今日は暑いので,日陰の方がいいと考えたからです.案の定16:15にメスが入りました.残念ながらフタスジサナエでした.今日はまずオグマサナエ産卵が本命で,次候補はタベサナエ産卵です.

▲16:15,暗いところだったので1/250でシャッターを切ったらFP発光にならず,翅が完全に止まった.

この場所ではこれ1頭でした.16:30ころに,いつもの場所に移動しました.もう大分日が陰ってきて,いい感じになってきました.ときどき水面を飛んだり,池岸で粘っていた個体が樹上へ帰っていったりするオスの姿が見られます.16:47,メスが産卵に入ってきました.やはりフタスジサナエです.夕方の連続産卵の季節になってきましたかね….

▲16:47,今日2回目のフタスジサナエの産卵.

今度は16:55,少し離れたなだらかな水際で産卵しているメスを見つけました.そちらの方まで移動すると,私の姿に驚いたのか,このメス逃げていきました.でも落ち着いたものです.産卵途中で逃げてもまた帰ってくる,先日の学習効果です.待っていると本当に1,2分で戻ってきました.今度は目の前ですから落ち着いて写真を撮りました.正体はフタスジサナエでした.ちょっと変わった環境に産卵していますので,別のトンボかと思いましたがやはりフタスジサナエでした.

▲16:55,フタスジサナエの産卵.池の水際の土の上で産卵している.ちょっと珍しい感じがする.

▲16:55,完全にホバリングするための翅の動きになっている.交互に羽ばたく.

▲16:55,卵をばらまくときの姿勢.他のトンボと違って,どういうわけか卵がいつも写らない.

この一連の写真で,面白いものが撮れました.下の写真です.フタスジサナエはぼけていますが,ちょうど,腹部を振ったところが撮れています.上の一番下の写真に近い姿勢です.よく写真を見ると,放射状にワイン色の卵らしいものが飛び散っています(白矢印).筋状になっているのは卵の飛ぶスピードが速いからでしょう.これ,色といい,飛び散り方といい,おそらく,まき散らされた卵が写っているのだと思います.フタスジサナエにピントが合っていないから撮れたのでしょう.もし,卵だとすると,卵は一粒一粒バラバラになって,放射状に飛ぶということになります.卵は濡れていなくてむしろ乾いているのかもしれません.今後の課題です.

▲16:55,卵はこのようにバラバラになってあらぬ方向に飛んでいるから写真に写らないのか?.

次は17:03,やはりフタスジサナエです.この子本当に夕方が好きなようです.日陰になって涼しい風が吹き始めたころが一番いいようです.

▲17:03,またやってきたのはフタスジサナエの産卵個体.

そして17:18,ついに上まで伸びる黒条が1本しかないコサナエ属が入ってきました.撮影中は希望的観測からオグマサナエと信じて撮っていましたが,撮影後確認すると,タベサナエでした.次候補が確認できたので,まあよしとしました.あとはオグマサナエを待つのみです.

▲17:18,タベサナエの産卵.タベサナエもときどき腹部を振って卵をばらまいているようだった.

次は17:23,これも池岸で産卵していました.私が近づくと,少し池岸から離れ,水の上に出ました.もう「カメラにとって」かなり暗くなっているので,薄暗い池の上を飛んでいる雰囲気の写真になってしまいました.

▲17:23,今日最後の産卵個体.フタスジサナエ.

ということで,以後18:00まで待ちましたが,これ以上は何も来ませんでした.いやはや,オグマサナエはなかなか難しいです.チャンスがあればもう一度だけチャレンジするか,別の産地へ冒険するかです.成果は,フタスジサナエ5回,タベサナエ1回の産卵でした.今日はこれまで.

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