デジタルトンボ図鑑−羽化殻編
ヤンマ上科/ヤンマ科/サラサヤンマ属 検索表
 日本のサラサヤンマ属は,サラサヤンマとオキナワサラサヤンマの2種からなる.サラサヤンマは北海道から屋久島にまで分布し,オキナワサラサヤンマは沖縄本島北部にのみ分布する.したがって,実際上の同定作業に問題は生じない.
検索キー01
01.第7,8腹節の側棘は長大で側方に張り出す(a).♂の肛上片上の尾部付属器原器の二叉の切れ込みがより深い(c).♀の原産卵管先端は第10腹節後縁に達する程度(a).尾毛外辺に顕著な棘状突起の列がある.北海道から屋久島にまで分布する.・・・サラサヤンマ
− 第7,8腹節の側棘の側方への張り出しは弱い(b).♂の肛上片上の尾部付属器原器の二叉の切れ込みがより浅い(d).♀の原産卵管先端は第10腹節中程に達する程度(b).尾毛外辺には顕著な棘状突起の列がない.沖縄本島北部にのみ分布する.・・・オキナワサラサヤンマ
a.サラサヤンマ♀の第7-10腹節腹面.b.オキナワサラサヤンマ♀の第7-10腹節腹面.c.サラサヤンマ♂尾部付属器,d.オキナワサラサヤンマ♂尾部付属器.ovi.原産卵管先端の位置,x.第10腹節先端の位置.