ヤンマ上科/ヤンマ科/ギンヤンマ属 検索表
 ギンヤンマ属各種はどれもよく似ている.ギンヤンマを除いて結構区別するのが難しい.生きた幼虫では,色彩や斑紋が直感的なヒントになることが多いが,羽化殻になると,リュウキュウギンヤンマ♀とクロスジギンヤンマ♀は区別ができなくなる.幸いこれらは分布域が,奄美大島を除いて,重なっていない.いずれにしても慎重な同定作業が望まれる.
 なお,国内では偶産種とされているアメリカギンヤンマ(メキシコ産)の標本があったので掲載した.
検索キー01
01.下唇前基節の最大幅と最大長の比は1:2.0程度である(a).・・・オオギンヤンマ
− 下唇前基節の最大幅と最大長の比は1:1.6〜1:1.9程度である(b,c,d).・・・02
  a.オオギンヤンマの前下唇,b.ギンヤンマの前下唇,c.クロスジギンヤンマの前下唇,d.リュウキュウギンヤンマの前下唇.いずれも,相対長を示すため,幅を同じ長さにするように拡大率を決めている.
検索キー02
02.下唇側片内葉片の先端外縁がほぼ直角に曲がっている.・・・ギンヤンマ
− 下唇側片内葉片の先端外縁は円い.・・・03
  a.ギンヤンマの下唇側片,b.クロスジギンヤンマの下唇側片.
検索キー03
03.♂の下付属器原器は基部の幅がやや広く,その先端は尾毛先端の約1/2より少し基部よりに来る.トカラ列島以南に分布する.・・・リュウキュウギンヤンマ
− ♂の下付属器原器は基部の幅がやや狭く,その先端は尾毛先端の約1/2より少し先端よりに来る.基本的に種子島以北に分布するが,奄美大島でも採れている.・・・クロスジギンヤンマ
var.♀については現在のところ確実に区別可能な形質を見いだせていない.♂に関しても,この形質では差異が微妙で誤同定の可能性がある.
a.リュウキュウギンヤンマの尾部付属器,b.クロスジギンヤンマの尾部付属器
印刷用分割ページへ >>