H006.ニホンカワトンボ Mnais costalis 翅色の多型現象
橙色翅未熟オス
 橙色翅型のオスの未熟な個体である.まだ翅が完全に橙色にならず,不透明斑も縁紋も真っ白である.翅胸前面や腹部にも粉をふいていない.未熟個体は川から少し離れた林床や林縁などに潜り込む.
橙色翅未熟オス.2008.5.6., 兵庫県宝塚市.
成熟橙色翅型オス
 成熟した橙色翅オス.兵庫県ではもっともふつうの型である.
成熟橙色翅型オス.2010.5.15., 兵庫県加東市.
淡橙色翅のオス
 淡橙色翅のオスである.翅脈が橙色をしていて,光を通すと美しく輝く.ニホンカワトンボでは一番きれいな色である.
淡橙色翅のオス.2010.5.8., 兵庫県佐用郡.
やや淡橙色が混じった無色翅のオス
 基本的には無色翅のオスだと思われるが,採集して翅脈を見てみるといくらか淡橙色に色づいている.おそらく両者の中間型,または老熟のために色が褪せた淡橙色翅かもしれない.
やや淡橙色が混じった無色翅のオス.2009.6.6., 兵庫県朝来市.
淡橙色翅のメス
 兵庫県下ではもっともふつうに見かける淡橙色翅のメス.かつては forma nawai 型と言われていた.
淡橙色翅のメス.2010.5.8., 兵庫県佐用郡.
無色翅のメス
 無色翅のメスは翅脈が黒い.これは典型的な無色翅のメスである.
無色翅のメス.2010.5.8., 兵庫県佐用郡.
無色翅と淡橙色翅の中間型メス
 基本的には透明翅型のメスと考えられるが,翅脈が褐色に色づいているのが分かる.中間型のメスとしておきたい.
無色翅と淡橙色翅の中間型メス.2010.5.16., 兵庫県三田市.