兵庫県では，カトリヤンマは非常に数が減ったトンボの一つです．理由は明らかではありませんが，高い可能性として，アキアカネの減少と同じ理由だろうと推察しています．それは，アキアカネと同様，カトリヤンマが水田生活者であることがその根拠になっています．県内で何とかその姿をビデオに収めようと出かけたことがありましたが，私の知っている生息地ではそれが叶わず，県外で撮影したのがこのビデオです．ご覧いただければ分かると思いますが，まさに稲刈り後の水田を舞台に，繁殖活動を展開しています．カトリヤンマは秋の午後が産卵のピークです．傾いた秋の午後の日差しを受けながら，産卵活動をしています．